May 02, 2016 22:04 Asia/Tokyo
  • 最高指導者、「イランの海上演習に対する陰謀は馬鹿げている」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「イランの海上軍事演習に対する計画を馬鹿げたものだ」としました。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、2日月曜、イラン全国の教師数千人を前に、アメリカの議会でのイランの海上軍事演習に対する計画について触れ、「現在、敵は不当な事を言っており、例えば、イランはペルシャ湾で軍事演習を行うべきではないとして計画している。こうした発言は馬鹿げている」と語りました。

ハーメネイー師はさらに、宗教的に尊敬される、独立したアイデンティティを持つイランの次世代の育成を強調しました。

また、「次世代の育成において、我々は国際的覇権主義という名の敵に対峙している」とし、「一部の人々は、教育・育成と国際覇権主義体制の間にどんな関係があるのかと驚くかもしれないが、実際、覇権主義体制は、各国、とくにイランの若い世代に対して陰謀を企てている」としました。

ハーメネイー師は、アメリカ、シオニズムの資本家、一部の体制を、国際的覇権主義体制の象徴だとしました。

また、「覇権主義体制は、各国の次世代が、国際問題の中で彼らが望む思想、文化、見解、趣向を有し、最終的にエリート、政治家、有力者が彼らが思うように行動することを望んでいる」と強調しました。

さらに、植民地主義の文化計画の歴史について触れ、「西側の思想家たちは何度となく、19世紀の覇権主義の拡張の代わりに、最良の、そして最も安価な方法で、自らの思想や文化を各国の若い世代に注入し、覇権主義体制の兵士同様に行動するエリートを教育すると述べてきた」としました。

ハーメネイー師は一部の地域の政府を、こうした覇権主義計画の明らかな表れだとし、「こうした政府は現在、アメリカが望むことを行い、そのすべての費用を負担し、利権も得ていない。それに対してアメリカはこれらの政府を保護し、彼らの崩壊を防いでいる」と述べました。

最高指導者は、イスラム共和制の高まる力と永続性を、敵の政策の失敗を表しているとし、「敵が常に恐れを抱くよう自ら準備すべきだ」と述べました。

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