イラン外相、「国際体制における一極主義・西側優位時代は終わった」
イランのザリーフ外相は、「国際体制における一極主義や西側優位性の時代は、終焉を迎えている」としました。
イルナー通信によりますと、ザリーフ外相は29日月曜、タジキスタンで開催された、イスタンブール・プロセス「アジアの中核」閣僚級会合の傍ら、アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)のKairat Sarybay事務局長と会談し、国際体制における一極主義と西側の優位性の時代が終了したことを指摘すると共に、現在の国際関係における地域諸国やアジアの重要な位置づけを強調しました。
ザリーフ外相は28日日曜夜、タジキスタンの首都ドゥシャンベに到着し、同国政府高官の出迎えを受けました。
ザリーフ外相は2日間のタジキスタン訪問において、この閣僚級会合に出席するほか、開催国タジキスタンの政府高官とも会談し、両国間の関係について協議を行う予定です。
地域レベルの対アフガニスタン支援拡大を目的としたイスタンブール・プロセス「アジアの中核」閣僚級会合の参加国は、イラン、アフガニスタン、トルコ、アゼルバイジャン、中国、インド、カザフスタン、キルギス、パキスタン、ロシア、サウジアラビア、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、アラブ首長国連邦の15カ国です。
また、アメリカ、カナダ、デンマーク、エジプト、フランス、フィンランド、ドイツ、イラク、イタリア、日本、ノルウェー、ポーランド、スペイン、スウェーデン、イギリスといった国々が、このプロセスのオブザーバー国に挙げられます。
イスタンブール・プロセス「アジアの中核」閣僚級会合は、2011年に初めてトルコ・イスタンブールで開催され、その後2019年まで毎年各地で開催されてきました。
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