イラン外相、「米は全制裁を解除すべき」
4月 14, 2021 14:38 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外相が、「米国はイランに対して行っている全ての制裁を解除すべきだ」と述べました。
イルナー通信によりますと、ザリーフ外相は13日火曜、ロシアのラブロフ外相との会談において、イラン中部ナタンズで起きた破壊行為に対してロシアが取った強固な態度を望ましいものだとして、「米国はその責務実施を止めずに、全ての制裁を解除すべきだ。イランはそれを検証した後に、自国の措置を行うだろう」と述べました。
そして、「米国は、制裁と破壊工作のいずれもが協議の手段とはならず、状況をより困難にするだけであると知るべきだ」としました。
ラブロフ外相もこの会談で、「ロシアはペルシャ湾に関する集団的安全保障構想を提示しており、”ペルシャ湾地域で積み重なった見解の相違を克服することは、包括的協議、相互の尊重、そして全方面の利益や懸念への配慮によってのみ可能である”という仮定に常に従っている」と述べました。
両外相はまたこの会談で、アフガニスタンの平和・安定プロセス強化に向けたイランとロシアの連携、またアフガンを現状から脱却させることについて意見を交わしました。
ザリーフ外相は同日、ラブロフ外相との会談後に投稿したツイートにおいて、イランとロシアが「核合意復活のためには米制裁が解除されるべき」という信念を同じくしていることに言及し、「米大統領は選択せねばならない;オバマ元大統領がたどり着いた合意か、トランプ前大統領の失敗した経済テロかを」としました。
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