駐日イラン大使、「イランと日本の関係は一夜で拡大されない」
May 05, 2016 17:43 Asia/Tokyo
イランのナザルアーハーリー駐日大使が、制裁解除後のイランとの関係拡大に向けた日本の意向を明らかにし、日本との関係拡大には時間が必要だとしました。
ファールス通信によりますと、ナザルアーハーリー大使は、4日水曜午後、イラン北東部マシュハドのフェルドウスィー大学で行われた「イランと日本の外交関係の展望」と題する会議で、「核合意後、日本が他の国同様、イランとの様々な関係を拡大することを期待している」と述べました。
さらに、「日本は制裁時代、ヨーロッパ諸国とは異なりイランとの関係を維持した」とし、「こうした中、多くのアジア諸国がこの間に、イランとの関係を大きく制限した」と語りました。
また、「制裁時代の日本へのアメリカの圧力にも関わらず、日本はイランからの石油輸入を停止せず、輸入量だけを減らした」としました。
ナザルアーハーリー大使は、「制裁時代、日本はイラン産原油を自国に運ぶすべてのタンカーに70億ドル相当の保険をかけていた」としました。
さらに、制裁解除後のイランと日本の取引の拡大に関して、「アメリカは日本の企業にとって最大の市場であることから、日本とイランの関係・活動の拡大は、日本企業のシェアの縮小とアメリカによる制裁につながる可能性がある」としました。
また、「このため日本とイランの関係が一夜で過去の状況に戻ることを期待すべきではない。これには時間を要する」としました。
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