ラードカーンの塔;イランの暦計算の歴史における傑作建築
7月 04, 2021 16:16 Asia/Tokyo
ラードカーンの塔は、イラン北東部ホラーサーン・ラザヴィー州ラードカーン市にある歴史ある塔で、同地方の偉大な数学者、天文学者、科学者であったハキーム・ハージェ・ナスィーロッディーン・トゥースィーの手による建築です。
ラードカーンの塔は、ヒジュラ暦660年(西暦1261~1262年)、イラン北西部マラーゲにある天体観測所の竣工と時を同じくして建てられました。
この塔は、四季の区分、春分点と秋分点、うるう年、ノウルーズの開始日時を割り出すことのできる唯一の塔です。
ハージェ・ナスィーロッディーン・トゥースィーは、この塔とアハンガーンの塔(ラードカーンから南東方面へ80キロほど)を利用して、地球から月までの距離を計測したと言われています。
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