イラン次期大統領がパキスタン首相と電話会談 アフガンやパレスチナの問題で意見交換
パキスタンのカーン首相が、イラン次期大統領のライースィー氏と電話会談を行いました。
パキスタンのカーン首相は、イランのライースィー次期大統領との電話会談において、大統領選出への祝辞を述べると共に、「アフガニスタンの現状と、同国が長期間の戦争に足をとられることに懸念を抱いている」としました。
また、アフガニスタンにとって最善の問題解決の道は政治的方法だとしながらも、今のところそこに到ることは困難だという認識を示しました。
ライースィー氏もこの会談で、地域諸国間での「相互信頼」と「相乗効果的な信頼・依存」を、永続的で安定した「隣国関係」の基本となる2本の柱だと述べました。
続けて、「新政権の経済的外交政策においては、近隣諸国のあらゆる経済的可能性が、協力していくための貴重な機会として考えられている。そのため、どのような経済的可能性も見過ごされることはない」としました。
さらに、「恒久的安全保障」の達成は、地域諸国の協力を通じてのみ実践可能だとして、「地域外の者たちは、安全確立を口実にしてそれとは反対の種を撒き、情勢不安をはびこらせるということを、経験が示している」と指摘しました。
また、パレスチナをイスラム世界がひとつの方向へ向かう象徴だとし、抑圧されたパレスチナ国民を効果的かつ持続的に守っていくことは、「地域的安全の永続性」の保証であるとしました。
そして、アフガニスタンの状況に懸念を示しながら、「同国の安全は我々にとって重要事である。この安全は、アフガニスタン人同士の手で確立されなくてはならない」と述べました。
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