イラン原子力庁長官、「IAEAはテロ組織の玩具になってはならない」
エスラーミー・イラン原子力庁長官が、「IAEA国際原子力機関は独立した国際機関として、テロ組織の玩具となってはならない」と語りました。
エスラーミー長官はロシア・スプートニク通信のインタビューで、イランの核計画に対するIAEAの最近の立場表明に関して、「核テロリズムは、正当な論拠のない資料や、捏造された衛星写真や紙面、扇動的な謀略により、イランの核計画に対する疑惑を浮上させているが、このような行動は見え透いた使い古しの手段だ」と述べています。
また、「わが国は、規約の枠組みという形で法規範を遵守しており、原則はNPT核兵器不拡散条約の遵守に基づいている」としました。
さらに、「わが国の核計画は平和的なもので、ウラン濃縮の境界線は、平和的な核プロジェクトが実施できる程度、となっている」と語っています。
エスラーミー長官によりますと、IAEAによる査察は恒常的に実施されており、IAEAの監視義務に基づいて、監視はカメラもしくは抜き打ちの立ち入りにより実施されているということです。
そして、「わが国に対し手行われる敵対行為や曲者的な行為により、わが国の核計画への対応方法は政治的、かつ矛盾をはらむ差別的なものになってきているが、このような行動は完全に違法で受け入れられない」と述べました。
続けて、「イランは信頼構築のため、これまで自制し善意をもって行動してきた」としています。
最後に、「欧米諸国により踏襲されてきた誤った道は停止され、これ以上イラン国民の利益に損害が及ばないようにする必要がある」と結びました。
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