イラン南部ブーシェフルでのナツメヤシの収穫
(last modified Mon, 04 Oct 2021 10:47:41 GMT )
10月 04, 2021 19:47 Asia/Tokyo

イラン南部ブーシェフル州は、国内で最も多くのナツメヤシ林が存在している州です。

ブーシェフル州内には、国内最多のナツメヤシ林が集中しており、同州では高くそびえる数多くのナツメヤシの樹木から、年間およそ17万トンのナツメヤシが収穫されています。

収穫シーズンには、ブーシェフル州内のナツメヤシ林の運営者らは繁忙な作業にいそしみ、最高の形での収穫と梱包、国内外市場への出荷に従事します。

ナツメヤシには、その成熟過程に応じて、以下のような個別の名前があります。

Phoenix dactyliferaに属するナツメヤシ。受粉後すぐのハバーブークと呼ばれる段階
成熟前・第2段階のキムリと呼ばれる状態。この段階ではまだ食べられない
成熟前のハーラクあるいはハラールと呼ばれる段階。この段階で売られる場合もあるが、味は渋い
食料品小売店でロタブの名称でよく見かけるナツメヤシ。この段階になると甘味が増してきて、この時点で出荷される場合も多い
完熟段階のタマル。一般的に市場に出回っているのはこの段階のもの

 

ナツメヤシの樹木は非常に大切にされており、人間に例えられます。ナツメヤシの樹木の頭頂部を切断してしまうと、その樹木は完全に枯れてしまい、慣用的に「死んだ」と表現されます。それは人間が万が一頭部を切断されてしまうと死ぬことに類似していることによるものです。

一方で、ナツメヤシの雌の樹木が実をつけたときには、ナツメヤシの木に子供ができた、と表現します。

ブーシェフル州には国内最多数のナツメヤシ林が存在
ナツメヤシが実をつけることを、慣用的に「ナツメヤシに子ができた」と表現する
ナツメヤシは人間に例えられるほど高価値
ナツメヤシの樹木の頭頂部を切断すると枯れ、これは「死んだ」と表現される
ブーシェフル州には、国内最多数のナツメヤシ林が存在
州内のナツメヤシ林における収穫の様子

 

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