COP26でイランがインドの立場を支持
英グラスゴーで開かれているCOP26・第26回国連気候変動枠組条約締約国会議に出席しているイラン代表団は、化石燃料の補助金に関するインドの立場を支持しました。
ファールス通信によりますと、COP26会議に出席しているイラン代表団は13日土曜、最終合意文書の草案に不満を表明し、化石燃料の補助金に関するインドの立場を支持しました。
インドのブペンダー・ヤダブ環境大臣は、COP26会議の最終合意文書の草案で、化石燃料の補助金に関して用いられている文言には同意しないとして、この草案はバランスに欠けていると述べました。
CNNはこれに先立って、最終合意文書の草案では、石炭や化石燃料に対する補助金を段階的に削減することが求められていると報じていました。
12日金曜にも協議に近い情報筋が、中国とサウジアラビアも合意文書草案の採択を阻止しようとしている国々の一員だと話しています。
COP26は当初予定されていた日程を終了しましたが、各国の間で対立が残っており、最終声明の発表ができなくなっています。
先進諸国は、2009年にデンマーク・コペンハーゲンで開かれたCOP15で、途上国に対し気候変動対策のための支援を行うと約束しました。2020年以降も、年間1000億ドル規模の支援を約束していましたが、コペンハーゲン会議から10年以上経った今も、これらの約束は何一つ実施されていません。
環境問題の監視活動家らは、今回のグラスゴー会議に参加した国々が、地球の気温上昇を摂氏1.5度以内に抑えるための具体的な計画の提示に期待を寄せています。
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