イメージが語るイラン
黄金の屋根の街・ハルヴ
11月 18, 2021 16:35 Asia/Tokyo
緑豊かな夏営地であるハルヴは、イラン北東部ホラーサーン・ラザヴィー州にあります。
ハルヴは、ホラーサーン・ラザヴィー州第二の都市ニーシャーブールから18km離れた、アルボルズ山脈の一部・ビーナールード山のふもとの山あいに位置する街です。
この街の名前は、緑豊かで広大な果樹園が色鮮やかなプラムの実を生産しすばらしい景観を生み出すことから、「黄金の屋根の街」としてよく知られています。この「黄金の屋根」とは何を指しているのしょう?その答えは、プラムの収穫、皮むき、乾燥、加工の過程に見ることができます。
プラムは、男性たちが木から収穫した後、女性たちが家で加工を行います。彼女らは、このプラムを丸一日、塩水につけた後、取り出して皮を剥きます。その後、木や藺草で作ったかごに入れて屋根の上に広げ、乾燥させるために48時間、天日にさらします。
この街からは、毎年5000トン以上の乾燥プラムが国内外の市場に出荷されます。プラムの首都ともいえるハルヴでは、すでに収穫の最後の時期を迎えており、3000ヘクタールの果樹園からは合わせて3万トン以上のプラムが収穫されると予想されています。
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