イラン国連大使、「米のイスラエル支持が大量破壊兵器のない地域の実現を阻害」
11月 30, 2021 18:59 Asia/Tokyo
イランのタフテラヴァーンチー国連大使は、アメリカがイスラエルの核計画を見て見ぬふりをし同政権を支持していることが、大量破壊兵器のない西アジア地域の実現を阻害していると述べました。
イルナー通信によりますと、タフトテラヴァーンチー大使は29日月曜、第2回・西アジア非大量破壊兵器地帯設置に関する国際会議に出席し、「招待された地域諸国すべてと(NPT・核拡散防止条約に加盟する核保有5カ国のうち)4カ国が会議に出席しているにもかかわらず、アメリカとイスラエルは依然会議の開催に反対し、出席していない」と述べました。
その上で、「このような状況下では、事態を打開するまず最初の手段は、イスラエルがNPTに加盟し、そのすべての核関連活動においてIAEA・国際原子力機関の査察を受け入れることだ」と述べました。
また、イランの核計画についても触れ、「イランの核計画が平和目的であることはIAEAによっても承認されており、西アジアや世界にとっての真の脅威は、イスラエルの大量破壊兵器計画である」と強調しました。
シオニスト政権イスラエルは数百の核弾頭を保有していることで、地域の安全保障における危険となっており、アメリカの支持のもとに他国を脅かしています。
西アジア非大量破壊兵器地帯設置に関する国際会議は、西アジア地域から大量破壊兵器を廃絶するための協定を結ぶことを目的に、毎年1週間にわたって開かれることになっており、今回の開催は2回目となります。
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