イメージが語るイラン
南東部ケルマーン州マーハーンのシャーフザーデ庭園
12月 04, 2021 15:16 Asia/Tokyo
シャーフザーデ庭園、別名シャーフザーデ・マーハーンは、イラン南東部のケルマーン市に程近いマーハーン市街地から2kmの距離にたたずむ、心を躍らせる庭園です。
シャーフザーデ庭園は、砂漠地帯の真ん中に位置する、さわやかな緑のあふれる庭園で、ケルマーン州の見所のひとつとなっています。この庭園は、ユネスコの世界遺産にイラン式庭園として登録された9つの庭園のうちのひとつであり、その歴史はガージャール朝時代にさかのぼることができます。
シャーフザーデ庭園に一歩足をふみいれれば、私たちはこの庭園がケルマーンの灼熱の荒野の中央に作られていることを忘れてしまいます。園内には、木々が天高く聳え立ち、水を豊かにたたえた貯水池から流れ出る水のせせらぎが聞かれ、池に繫がった水路はその端々にまで行き渡っています。
砂漠の中で庭園がこのように水と緑を湛えていることは、不可能で驚くべきことのように見えるかもしれません。しかしシャーフザーデ庭園は、カナートと周辺の山々から流れる小川を通じて水を得ているのです。
庭園内にはまた、ガージャール朝に建設された美しい建物も残されています。
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