イメージが語るイラン
中部イスファハーンのチャハールバーグ通りに訪れた秋
イスファハーン市内にあるチャハールバーグ通りは、この歴史ある観光地で名が知られた通りの1つです。
チャハールバーグ通りは、史跡でもある33のアーチを持つ橋、スィー・オ・セ・ポルとザーヤンデルード川により、上チャハールバーグおよび下チャハールバーグの2つの部分に分けられています。
この通りの最も多きな特徴は、イスファハーン市内にあるというその立地にあるかもしれません。そこからは、昔からの市の中心地であるナグシェ・ジャハーン広場(別名:イマーム広場)やアルメニア人地区・ジョルファーが近いだけでなく、図書館、本屋街、映画館、劇場などの文化の中心もその中につまっています。しかし何よりも、周辺に史跡である歴史上の建物が並んでいることが、この通りを昔のままに保っているのです。
ルネサンス期にアジア各地を旅したイタリア人のピエトロ・デッラ・ヴァッレは、当時サファヴィー朝アッバース1世の治世下にあったイランの首都イスファハーンも訪れています。彼は旅行記の中で、ナグシェ・ジャハーン広場について記述した後、チャハールバーグ通りについて次のように書いています:
「イスファハーンの別の見所は、今のところ市外に位置している通りである。しかし、新しい地区が建設され互いに繫がれば、この通りは完全にその中心に位置することになるだろう。その長さは2~3マイルにおよび、幅はおそらく(イタリア・ローマのテヴェレ川にかかる)ミルヴィオ橋の2倍近くに達する」
中心部分がチャハールバーグ・アッバースの別名も持つチャハールバーグ通りは、アッバース1世の時代に設計・建設されており、その歴史は400年以上前に遡ります。
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