世界最古の宿泊施設リストに、イランのホテルが仲間入り
(last modified Sat, 01 Jan 2022 15:12:00 GMT )
1月 02, 2022 00:12 Asia/Tokyo

世界最古の宿泊施設としてギネスで認定されているのは現在、西暦705年に開業した日本の山梨県南巨摩郡早川町にある西山温泉の「慶雲館」ですが、実は世界にはこのほかにも、これに匹敵する宿泊施設がイギリス、イタリア、そしてイランにも存在します。

世界最古の宿泊施設とされる慶雲館は、温泉地域に立地しており、慶雲2年(705年)に当地で狩猟を行なった藤原真人が、狩猟の際に川の岩の間より盛んに噴き出している温泉を発見し、険しい山道を切り開き、湯壺を造営して開湯したのが始まりとされています。

また、慶雲年間に造られたことから「慶雲館」と命名され、以来買い業者から52代にわたり引き継がれています。ています。

この旅館は、徳川家康や武田信玄など、多くの有名な武士や将軍の隠し湯としても利用され、日本の第46代孝謙天皇もここに滞在したことがあるといわれています。

イラン中部イスファハーンのアッバースィー・ゲストハウスは、世界で最も古い宿泊施設の1つであり、国内外の観光客にとって非常に魅力的であるとともに、2017年に西アジアで最も美しい伝統的な宿泊施設として紹介されました。

このゲストハウスの歴史は、西暦1600年頃のサファヴィー朝にまでさかのぼります。

一度はアフガニスタン軍の攻撃によって破壊されたものの、今から110年ほど前に修復され、隊商向けに再開されました。

 


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