イラン外務省報道官、「イエメン攻撃・封鎖は危機を解決しない」

イラン外務省のハティーブザーデ報道官が、「イエメンへの軍事攻撃や同国の封鎖は、危機を解決しない。このような行為は、地域の緊張を煽るだけである」と述べました。

IIRIB通信によりますと、ハティーブザーデ報道官は「イランは常に、イエメンの人々に行われている封鎖の終結受け入れと戦闘終了に基づいた政治的解決方策、同国内政への不干渉、領土保全や国の連帯の維持を支持し、イエメンでの人道的惨状の激化を防ぐことを強調している」としました。

また、地域での緊張増大について触れ、「イランは、地域危機のどれひとつとして戦闘や暴力に頼る方法では解決せず、連続する緊張や暴力の連鎖から遠ざかった平穏なムードにあってこそ、地域の平和と安定を確立する望みが持てると、繰り返し強調してきた」と述べました。

そして、イエメン問題は同国内部の問題だと強調して、「イランは、7年続くイエメン戦争を終わらせるいかなる方策にも、参加・協力する用意がある」としました。

サウジアラビアは、米国、UAEアラブ首長国連邦、その他のいくつかの国の支援を受けて、2015年3月からイエメンへの軍事侵攻を開始し、陸、海、空から同国を全面封鎖しています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。