イランがオミクロン株に効果のある新型ワクチンを開発
2月 16, 2022 22:08 Asia/Tokyo
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イラン製の新型コロナワクチン「COVIran Barakat」
イラン製の新型コロナワクチン「COVIran Barakat」の製造企業が、オミクロン株用の新たなワクチンの製造と動物試験の成功を明らかにしました。
イランの専門家らは、複数種の新型コロナワクチンを開発してきました。
オミクロン株がワクチンにより形成された免疫を回避し、効果を低減させるという研究報告は、大きな不安をもたらしました。
WHO・世界保健機関は、ワクチンのブースター接種を繰り返す方針は持続可能なアプローチではないとし、ワクチン製造企業に対し、これまでに開発したワクチンを変異株に対応させるよう勧告しました。
IRIB通信によりますと、COVIran Barakatを開発したイランのシファー・ファームド社は16日水曜、声明を発表し、「科学的な観察結果と専門家らの助言により、オミクロン株用のワクチンの製造を、イランで同株が発見されてから1カ月という期間で成功させ、動物試験を行った」としました。
また、「このワクチンは、第一段階の試験結果からオミクロン株を100%無力化することが証明され、また動物試験の結果、このワクチンに危険性がないことも証明された。これらの報告はバイオ・アーカイブに査読前論文として公開されている」としました。
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