イラン外相、「我々は合意文書案を検討中」
(last modified Sun, 27 Feb 2022 07:45:52 GMT )
2月 27, 2022 16:45 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相
    イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、オーストリア・ウィーン協議の合意文書案を真剣に検討している最中だとして、「協議参加各国に本当の意志があれば、良い合意の早期成立も可能だ」と強調しました。

イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は26日土曜、自身のツイッターにおいて、「我々は真剣に合意文書を検討中である。今日は協議調整役を務めるEUのボレル外務・安全保障政策上級代表と電話で対談した」としました。

そして、「彼らに本当の意志があるならば、我々は良い合意の早期成立へ準備ができている」と強調しました。

圧政的かつ違法な対イラン制裁の解除を主軸とするウィーン協議の第8ラウンドは、各国の政治的決断のための中断の後、今年2月8日から再開されています。

この協議は、イラン代表団のイニシアチブにより一連の進展を見せていますが、特にバイデン米政権をはじめとする西側が、米前政権時代の違法な措置の補償を遅らせ、また最大限の圧力政策を継続していることから、制裁解除に向けたアメリカの本格的な意志が疑問視され、協議プロセスが長期化しています。

責任を受容する国であるイランは、これまでに何度も、核合意に違反したのがアメリカ側であることから、制裁解除をもって合意に復帰すべきは同国であり、さらにその責務履行状況は検証・確認される必要があると強調しています。

 


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