イラン原子力庁長官、「我々はIAEAの規定に基づき行動」
3月 12, 2022 20:42 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のエスラーミー長官が、「我々はIAEA国際原子力機関と定めた規定や同機関との専門的関係に基づいて行動している」と強調しました。
イルナー通信によりますと、エスラーミー長官は11日金曜夜、「IAEAと定めた規定や同機関との関係は技術的・専門的なものであり、政治的な影響力、関係、干渉がイランとの関係をIAEAの法と規定の枠内からはずすことはできない」と述べました。
続けて、「先日のグロッシIAEA事務局長によるイラン訪問は、相互のやり取りの一環である。イランは、敵がシオニスト政権イスラエルの悪意や影響力によってイランに罪を擦り付けることを許さないよう務めている」としました。
グロッシ事務局長は先日のイラン訪問で、イランのエスラーミー長官やアミールアブドッラーヒヤーン外相と会談しました。
この訪問の一方、オーストリア・ウィーン協議はイランと英仏独中露の4+1グループの間で続けられています。セーフガード協定の問題や、イランとIAEAとの間で残る核合意内の課題は、各関係方面が解決に努めている最後の内容の一部です。
IAEAは、西側関係諸国とシオニスト政権の圧力を受け、イランで申告されていない核活動が行われていると主張しています。しかし、イランとIAEAの間のやり取りは肯定的なものであるため、当然ながらこの主張は、両者が行ってきた協力の記録とは合致しないものです。イランも常に、この協力は政治的圧力にさらされるべきではないと強調しています。
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