May 31, 2016 21:16 Asia/Tokyo
  • イラン原子力庁長官、「ヨーロッパ諸国はイラン産重水の購入を希望」

イランのサーレヒー原子力庁長官が、ヨーロッパ諸国はイラン産の重水の購入を希望しているとしました。

イルナー通信によりますと、サーレヒー原子力庁長官は31日火曜、アメリカによるイランの資産20億ドルの押収の問題が発生した後、イランは重水32トンのアメリカに対する売却の条件を厳格化しているとしました。

サーレヒー長官はまた、イランは毎年20トンの重水を生産できるとして、「イランは現在、イラン産重水40トンの売却について、ロシアと話し合いを行っている」と語りました。

さらに、「フォルド核施設における新たな活動の第一段階は、安定アイソトープの生産などだ」と述べました。

サーレヒー長官は、核合意の包括的共同行動計画により、フォルド核施設の一部を、最新鋭の技術的な実験所に変える予定です。

また、核合意でイランのウラン濃縮は正式に認められ、濃縮活動は続けていくとして、「イラン、中国、アメリカはアラークの原子炉の新型化のための作業部会を結成しており、5年以内にアラークの原子炉が稼動することになると予想されている」と述べました。

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