1月 17, 2024 20:42 Asia/Tokyo
  • IAEA・国際原子力機関のグロッシ事務局長
    IAEA・国際原子力機関のグロッシ事務局長

IAEA・国際原子力機関のグロッシ事務局長は、イランの平和目的の核活動について「イランは、核兵器の製造が可能なレベルでウランを濃縮している唯一の非核保有国である」と主張しました。

グロッシ事務局長は、西アジアを主に扱う英語ニュースサイト「The National 」とのインタビューで、イランの平和目的の核活動を危険に見せかける発言をし、「イランの核活動はより高い目標を目指して進行中である。我々はそれに反対はしないが、活動に応じた国際的な査察がなされるべきだ」と述べました。

また、イランがIAEAに全面的に協力してきたことを無視し、「イランはNPT・核拡散防止条約の加盟国なのだから、それを遵守すべきだ」としました。

グロッシ事務局長は以前にも、「イランのウラン濃縮プロセスが加速している」とする報告を発表していました。

イランは、2018年の米国による核合意離脱や欧州諸国による合意不履行を受けて、その2年後にIAEAの監視のもと核合意の履行を縮小し、相手側である欧米との履行の均衡が取れるように図りました。

イランは、核合意について現在とっている履行縮小措置は元に戻すことが可能なもので、欧米側が履行を再開すれば、いつでも履行を再開する用意があると常に強調しています。

 


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