ノウルーズ特集；ノウルーズ期間のイラン人の祝祭（３）

イラン西部では、地元の特徴を有するノウルーズ祝祭の様々な儀式が行われています。

イラン西部のクルド民族の間では、「ミール・ノウルーズ」や「クーセ・ギャルディー（春の到来を告げる人物の練り歩き）」という儀式が春の新年ノウルーズの見世物として開催されていました。

コメディショーである「ミール・ノウルーズ」儀式では、ある人がノウルーズ期間での支配者として選ばれ、同期間での運営管理を任せられます。

また「クーセ・ギャルディー」という儀式では、村民が面白い仮面をつけている行列集団を結成し、クーセと呼ばれる、春の到来を告げる人物とその花嫁に随行していきます。彼らは、歌を吟じながら冬の終わりを知らせ、贈り物を受け取ります。クーセ役の人物は面白い語りにより、居合わせた人々の注目を集めています。

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