イラン人監督が、第75回カンヌ映画祭の審査員に
著名なイラン人監督のアスガル・ファルハーディー氏が、第75回カンヌ国際映画祭の審査員を務めることになりました。
イルナー通信によりますと、今年のカンヌ映画祭に向け多くの噂が流れたものの、コンペティション部門の審査委員長には、昨年のカンヌ映画祭でパルムドールを受賞し現在出演作「TITANE/チタン」が公開中のフランスの俳優、ヴァンサン・ランドン氏が選ばれました。
同氏は、2015年にはステファヌ・ブリゼ監督の「ティエリー・トグルドーの憂鬱」で第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の男優賞を受賞しており、2009年のイザベル・ユペール氏以来十数年ぶりにフランス人として審査委員長に選ばれました。
アカデミー外国語映画賞も2度受賞しているイランの著名な映画監督であり、審査委員長に選ばれる可能性もささやかれていたアスガル・ファルハーディー氏は、今回は審査員として加わることになりました。
他には、アメリカの映画監督ジェフ・ニコルズ氏、イギリスの女優・映画監督のレベッカ・ホール氏、インドの女優ディーピカー・パードゥコーン氏、スウェーデンの女優ノオミ・ラパス氏、イタリアの女優・映画監督ジャスミン・トリンカ氏、フランスの映画監督ラジ・リ氏、ノルウェーの映画監督ヨアキム・トリアー氏などが、審査員に名を連ねています。
第75回カンヌ国際映画祭は、5月17日から28日にフランスのカンヌで開催されます。
イラン映画は、サイード・ルースターイー監督による「Leila's Brothers」が、公式セレクションであるコンペティション部門出品の18本に入っています。
また、アリ・ベフラード監督、レイラー・ハータミー主演の「Imagination」も、カンヌ映画祭の批評家週間長編部門で上映される7作品の1つとなっています。