イラン大統領、「NATOの拡張主義政策に反対」
(last modified Mon, 09 May 2022 08:52:09 GMT )
May 09, 2022 17:52 Asia/Tokyo
  • ライースィー・イラン大統領とポーランドのラウ外相
    ライースィー・イラン大統領とポーランドのラウ外相

ライースィー・イラン大統領が8日日曜夜、テヘランで、ポーランドのラウ外相と会談し、「イランは、断固としてNATO・北大西洋条約機構の拡張主義的な政策に反対する」としました。

ライースィー大統領はまた、この会談において、ウクライナでの軍事衝突に言及し、「イランは、戦争と衝突に反対すると同様、NATOの勢力拡大にも断固反対である」と語りました。

また、イラン国民が第2次世界大戦中、ポーランドからやってきた避難民を受け入れ、支援したことに触れ、「イランとポーランドの歴史や豊かな文化は、両国の学術・文化的交流を強化するための適切な土台となり得る」と述べました。

一方のラウ外相も、この会談においてまた、イラン・ポーランド関係の歴史の中で最も記憶に残る出来事のひとつは、イランの人々が第2次世界大戦中にポーランド人難民らを快く受け入れたことである、としました。

さらに、両国の国民は大国や外国による内政干渉に対抗しているとし、「ポーランドとして、通商、経済、文化、学術といった分野でのイランとの協力レベルの復活・向上を求める」とのべました。

ラウ外相はイランの政府高官と会談を行うため、7日土曜夜に、高等使節団を率いてテヘラン入りしました。

 


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