イラン政府報道官、「国連報告者による制裁の違法性確認で米が新たな恥さらす」
May 19, 2022 17:07 Asia/Tokyo
イラン政府のバハードリージャフロミー報道官が、「国連特別報告者が対イラン制裁行使を違法かつ非人道的と認めたことは、米国の恥を改めてさらした」としました。
国連特別報告者のエレナ・ドーハン氏は、19日水曜に訪問中のテヘランで開いた記者会見で、イランに対する一方的な制裁は人権侵害であると強調し、アメリカ政府に対しこれを止めるよう求めました。
イルナー通信によりますと、バハードリージャフロミー報道官は同日にツイッターで、国連特別報告者である同氏のイラン訪問について触れ、「ドーハン氏はイラン訪問の最後に、米国のわが国への一方的な措置があらゆる人権・国際法の基準に違反していることを認めた」としました。
続けて、「米国はイランに対する違法な制裁を終わらせなければならない」としました。
アメリカ政府の一方的かつ抑圧的な制裁は、生活必需品や医薬品にまでおよび、イランの人々、特に特定の疾患をもつ病人に多くの問題を引き起こしています。
国連のグテーレス事務総長もこれ以前に報告において、一方的な米国の制裁がイランの人々および同国の人道的施政に悪影響を及ぼしていることを確認しています。