日銀が、物価上昇率2.3%に上方修正
(last modified Sat, 23 Jul 2022 08:06:54 GMT )
7月 23, 2022 17:06 Asia/Tokyo

日銀が、今年度の物価上昇率の見通しを2.3%に上方修正しました。

日銀は4月に今年度の物価上昇率の見通しを1.9%としていましたが、ウクライナ戦争に伴うエネルギー・原材料価格の高騰や急速な円安の影響を加味し、2.3%に上方修正しました。

この結果、日銀が目標とする2%に到達することになります。

一方で、今月21日までに開いた金融政策決定会合において、世界的なインフレや供給の制約など経済の不確実性が高いことから、大規模な金融緩和策の維持を決めました。

この問題について、黒田日銀総裁は「企業収益が伸び、賃金が上昇する中で物価もそれにならって上昇していくという好循環に今なってるかっていうとまだなってない/やはり日本銀行として引き続きしっかりと経済を支えるために金融緩和を続けていく必要がある」とコメントしています。

なお、日銀は国内景気については、「資源価格上昇の影響などを受けつつも、新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐもとで、持ち直している」との認識を示すとともに、生産に関しては、供給制約の影響で「下押し圧力が強い状態にある」と分析しています。

 


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