秋葉原無差別殺傷事件の加藤死刑囚の刑が執行、「もっと早くできたら」
(last modified Tue, 26 Jul 2022 12:38:24 GMT )
7月 26, 2022 21:38 Asia/Tokyo

秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大死刑囚の刑執行に、ある市民が率直な感想を語りました。

日本法務省は26日火曜、東京・秋葉原で2008年に17人が死傷した無差別殺傷事件で、殺人などの罪で死刑が確定した加藤智大死刑囚(39)の死刑を執行しました。

2008年のあの日に残忍な事件が発生した秋葉原は、今日は雨の中をたくさんの人々が傘を指して歩いています。

そうした中、ある中年男性は「遺族の気持ちを考えたら、もっと早く手続きができたらいいのに、と思いました。また、何の罪もない、ただ遊びに来ただけの人が巻き込まれてかわいそうだと思います」と語りました。

その一方で「死刑はないほうがいいと思う。でも遺族のために償えるような制度があればいいなと思います」とも付け加えています。

加藤智大死刑囚は、2008年6月に秋葉原の歩行者天国にトラックで突っ込み、通行人をナイフで刺すなどして、7人を殺害し、10人に重軽傷を負わせた殺人などの罪に問われていました。

判決は1・2審ともに死刑で、2015年には最高裁判所が加藤死刑囚の上告を退け、死刑が確定していました。

なお、日本での確定死刑囚への刑執行は、7カ月ぶりとなります。

 

 


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