7月 31, 2022 20:52 Asia/Tokyo

ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、軍事政権への抗議デモを撮影していた日本人ジャーナリストが治安当局に拘束されました。現地の日本大使館が明らかにしました。

共同通信によりますと、日本大使館はこの日本人の氏名を明らかにしていませんが、地元メディアなどの報道では、拘束されたのは、ドキュメンタリーを制作している久保田徹さんとされています。

デモは30日午後、ヤンゴンの南ダゴン地区で行われました。久保田さんとみられる男性はデモの撮影をしていて、当局の取り締まりから逃げ遅れ、ミャンマー人の男女2人と共に拘束されたといいます。当局はカメラなどを押収したということです。

男性は現在、ヤンゴン市内の警察署におり、健康状態は良好だということです。日本大使館は早期の解放を求めています。

ミャンマーでは昨年2月、フリージャーナリストの北角裕樹さんがヤンゴンで治安当局に拘束され、解放されました。北角さんはその後4月にもヤンゴンで逮捕され、虚偽ニュース流布と入国管理法違反の罪で起訴されましたが、日本政府などの働きかけを受けて同5月に解放され、帰国しています。

また、2007年にはジャーナリストの長井健司さんが、同じくヤンゴンで軍による発砲を受け死亡しています。

 


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