ソロモン諸島の慰霊式で海自隊員襲われる
8月 08, 2022 19:31 Asia/Tokyo
南太平洋のソロモン諸島で「ガダルカナル島の戦い」慰霊式に出席していた日本の海上自衛隊員1人が、刃物とみられる凶器で襲われました。
在ソロモン日本国大使館の情報をもとに時事通信などが伝えたところによりますと、現地時間8日午前7時頃、ソロモン諸島の首都ホニアラ近郊で開かれていた「ガダルカナル島の戦い」から80年にあたる慰霊式典において、海上自衛官が男に背後から襲われました。
襲われたのは、ソロモンに寄港した海上自衛隊護衛艦「きりさめ」の隊員です。式典には隊員4人が参加しており、自衛官は首をはさみで刺されたものの軽傷だったということです。
刺した男は現場で取り押さえられ、警察に引渡されました。大使館によると「現時点で政治的な意図はなかったとみられる」とされています。
式典は一時中断されたものの、その後再開されました。式典には、日本から鬼木誠防衛副大臣が、アメリカからはシャーマン国務副長官およびケネディ駐豪大使が出席していました。