東京ガスがサハリン2との長期契約を更新、JERAに続き
8月 30, 2022 17:45 Asia/Tokyo
東京ガスが、サハリン2との長期契約を更新しました。
日本の報道各社が30日火曜、報じたところによりますと、東京ガスは、ロシア極東の石油・天然ガス事業「サハリン2」の事業主体を引き継いだロシアの新会社と、LNGの長期輸入の契約を結んだと発表しました。
内容や契約締結日は明らかにしていませんが、「契約量や金額など主要な条件に変更はない」ということで、年間およそ120万トンのLNGを調達するものとみられます。これは東京ガスが輸入するLNGのうち、およそ1割を占めています。
サハリン2の新会社との契約を巡っては、すでに東京電力と中部電力が出資する発電会社、JERAも主要条件を維持する長期契約を結んだことを先週発表しています。
サハリン2をめぐっては、ロシア側が今月5日に運営を引き継ぐ新たな会社を設立し、契約更新に関して通知していたため、契約を結んでいた日本企業は対応を迫られていました。
電気・ガス代の高騰に加え、この冬は電力需給がひっ迫する可能性などが指摘されていて、日本の電力会社やガス会社がこれまで通り契約できるかが注目されています。