西村経産相、日本とASEANの企業の供給網の強化を提案
(last modified Sun, 18 Sep 2022 10:47:37 GMT )
9月 18, 2022 19:47 Asia/Tokyo
  • 西村経済産業大臣
    西村経済産業大臣

西村経済産業大臣が、日本とASEANの企業との間での供給網を強化を提案しました。

NHKによりますと、西村経済産業大臣は18日日曜、カンボジアで開かれたASEAN東南アジア諸国連合の経済担当相らとの会合に出席し、日本企業とASEANの取引企業との間でさまざまなデータを共有することでサプライチェーン・供給網を強化する協力プロジェクトを提案しました。

この会合の冒頭で西村大臣は「地政学的な不確実性が増していることで、どの地域も影響を受けている。日本とASEANとが課題の克服に向け連携することが重要だ」と述べました。

西村大臣は記者会見で、「ASEANの重要性はアメリカとも共有しており、これまでの産業基盤をさらに成長させる意味でも最も大事な地域であると認識している」と述べ、関係を強化していく考えを示しています。

このプロジェクトは具体的には、日本企業とASEANの取引企業との間で在庫や物流などのデータを積極的に共有し、さらに、日本企業どうしでもできる範囲で情報連携を進めることで、供給網を強化していく考えです。

日本はこうしたデータ連携が欧米企業に比べて遅れているとされ、ASEAN地域での競争力低下が指摘されています。

 


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