台風14号が日本列島を北上、宮崎で2人死亡、69人が重軽傷
9月 19, 2022 19:22 Asia/Tokyo
日本列島を北上中の台風14号の影響で2人が死亡したほか、少なくとも計69人が重軽傷を負いました。
日本の報道各社によりますと、大型の台風14号は日本時間の19日月曜、九州を縦断し、島根・出雲付近に再上陸して、西日本を暴風域に巻き込みながら本州付近を北上しました。
この台風の影響で宮崎県三股町では同日、土砂崩れに巻き込まれた男性ら2人が死亡したほか、強風による転倒なども相次ぎ、九州で少なくとも計69人が重軽傷を負っています。
宮崎県はまた、同日午前11時現在で延岡市、高千穂、日之影町、諸塚村で少なくとも100世帯以上が孤立しているほか、主要道路で崩落や土砂崩れなどが発生し、さらにえびの市のえびの高原荘の従業員17人が孤立していることを明らかにしました。
また広島県・広島市では、安佐北区の3388世帯7004人を対象に、5段階の警戒レベルのうち、危険度が最も高い「レベル5」の「緊急安全確保」命令が出されました。
宮崎、鹿児島両県の特別警報は警報に切り替えられましたが、九州を中心に記録的な大雨で地盤が緩んでいることから、気象庁は暴風や高波、大雨への厳重な警戒を呼びかけるとともに、土砂災害にも警戒を求めています。
台風周辺や台風本体の発達した雨雲により、20日火曜にかけて西日本や東日本では非常に激しい雨が降る所があるとされ、20日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で東海地方が300ミリ、関東甲信地方が250ミリなどと予測されています。
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