10月 04, 2022 20:39 Asia/Tokyo
  • 在札幌ロシア総領事館
    在札幌ロシア総領事館

在日ロシア大使館が、「日本政府により国外退去を命じられた在札幌ロシア領事はその地位に反する行為はしていない」と表明しました。

ロシア・スプートニク通信によりますと、日本が在札幌ロシア総領事館の領事を国外退去させると決めたことを受け、ロシアのミハイル・ガルージン駐日大使が4日火曜、日本外務省に呼び出されました。

ガルージン大使は、在札幌ロシア総領事館の領事を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」と指定する日本側の決定は不適切かつ恣意的だとして、断固とした抗議を表明しました。

またガルージン大使は、「今回の措置と在ウラジオストク日本総領事館の領事が最近ロシアから国外退去となったことの間に日本側が見出す共通点に根拠はない」と指摘しています。

林芳正外相は4日、日本のウラジオストク総領事館の領事が国外退去を通告されたことに対抗し、在札幌ロシア総領事館の領事に「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」を宣告し、10日までの出国を命じたと明らかにしました。

これは森健良事務次官が4日、ガルージン駐日ロシア大使を外務省に呼び出して伝達したものです。 

林氏は、ロシアの領事を追放した理由について「ロシア側の措置に対する相応の措置として領事1人に通告した」と述べるにとどめ、具体的な内容は明かしていません。 

林氏は4日、ロシアによる日本領事の拘束を「明白かつ重大な国際法違反で、極めて遺憾だ」と改めて批判しました。

 


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