日米首脳が電話会談、緊密連携を確認
(last modified Wed, 05 Oct 2022 08:22:53 GMT )
10月 05, 2022 17:22 Asia/Tokyo
  • 岸田首相とバイデン米大統領
    岸田首相とバイデン米大統領

北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、岸田首相とバイデン米大統領が電話会談を行いました。

日本の報道各社によりますと、岸田文雄首相は4日火曜夜、先だっての北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けてバイデン氏と約25分間協議しました。

この電話会談で、両首脳は今回のミサイルが日本上空を通過したことについて「日本や地域、国際社会の平和と安定に対する明白かつ重大な挑戦だ」との認識を共有し、北朝鮮を強く非難しました。

また、北朝鮮の完全な非核化に向けて国連安保理でのさらなる対応に関して日米、日米韓で緊密に連携することを確認しています。

そして、岸田首相は、日本の防衛力の抜本的な強化に取り組む考えを表明し、両首脳は日米同盟の抑止力・対処力の強化や日米韓の協力を促進することで一致しました。

また、北朝鮮による拉致問題については、バイデン氏は協力する意向を示しています。

岸田首相は協議終了後、首相公邸で記者団の取材に応じ、北朝鮮に対する独自制裁を実施する可能性について「今後も絶えず検討していかなければならない。国連の場において関係国と連携しながら強いメッセージを発したい」として、前向きな姿勢を示しました。

北朝鮮は4日火曜、同国北西部の慈江道舞坪里付近から「火星12」と同型とみられる中距離弾道ミサイル1発を発射し、これは日本列島の上空を通過して約4600km飛行しました。

北朝鮮は、地域への米軍の駐留や地域諸国との合同軍事訓練などを、地域の平和や案手を乱すものとみなしており、特にアメリカが敵対行為をやめない限り、自らの核・ミサイル開発を続行すると主張しています。

特に、最近の韓米合同演習に米原子力空母「ロナルド・レーガン」が参加したことに、北朝鮮は強く反発しています。

 


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