鈴木宗男氏「ロシアを刺激しても得るものなし」、北方領土関連のウクライナ大統領の発言に
10月 11, 2022 17:41 Asia/Tokyo
ロシア通で知られる日本維新の会の鈴木宗男参院議員(74)が、北方領土関連のウクライナのゼレンスキー大統領の発言について、「ロシアを刺激しても得るものはない」、「有難迷惑」だとしました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は今月7日、ロシアが実効支配する北方領土に言及し「日本の主権と領土保全を尊重する」と話し、大統領府は北方領土について日本の立場を支持するとの大統領令を公表していました。
ヤフーニュースによりますと、鈴木宗男参院議員(74)は10日月曜、自身のブログにおいて、この件に関し、「単純に考えれば日本を支持する立場のように見えるが、有難迷惑な話である」としています。
鈴木議員はその理由について「戦後の国際的諸手続き(ヤルタ協定、国連憲章、ポツダム宣言、サンフランシスコ平和条約等)で、ロシアが現在実効支配しており、二国間で解決すべき問題であり、いわんやロシアを刺激しても何も得るものはない」と説明しました。
また、北方領土問題について、90年代のG7やサミットで議題になったことはあったが、「この問題は多国間で協議する話ではない、日本とロシアの二国間の問題だと結論付けられ、その後、G7でも取り上げられる事はなかった」としています。
その上で「今回、ウクライナが日本を表向き支持する姿勢を示しているが、国際的には何の影響も与える事は出来ない。この事についても表面だけを見るのではなく、歴史的経緯、事実を踏まえて判断して戴きたい」との見解を示しました。
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