つまようじ2万5000本で「安土城」、7ヶ月の地道な努力の大傑作
(last modified Wed, 12 Oct 2022 04:59:00 GMT )
10月 12, 2022 13:59 Asia/Tokyo
  • 滋賀県長浜市在住の86歳の男性
    滋賀県長浜市在住の86歳の男性

滋賀県長浜市在住の86歳の男性が、2万5000本のつまようじを使って「安土城」を製作し、話題を呼んでいます。

毎日新聞が11日火曜、報じたところによりますと、2万5000本のつまようじで「安土城」を製作したのは、滋賀県長浜市平方町の水相(みずあい)巌さん(86)です。

この作品は、つまようじ2万5000本を使い、毎日約5時間、7カ月を制作に費やした力作です。

水相さんは約30年間、市内で呉服店を営み、引退後に趣味で竹細工や扁額(へんがく)などを作ってきましたが、約10年前に近江八幡市で開かれた工芸展でつまようじの城を見たことから、城の模型を作るようになった、ということです。

水相さんはこれまでに、犬山城や長浜城などを作り、安土城は11作目で、高さ約85センチで、過去一番の大作だということです。

また制作はすべて独学によるもので、本に載っている城の図などをコピーし、それを基に厚紙で立体のひな型を作り、ひな型を参照し、天守閣の最上階からつまようじを並べて裏打ちも行っています。

水相さんによりますと、城によって異なる屋根の角度調整が最も難しい、ということです。

今作を含め、長浜市美術展で過去11回入選した水相さんは「毎日、こうしよう、ああしようと工夫しながら作るのが生きがいです」と笑顔でコメントしました。

 


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