東工大と東京医科歯科大、2024年度中に単一の新大学に統合へ
10月 13, 2022 20:09 Asia/Tokyo
日本の著名な2つの国立大学が、2024年度中に単一の新大学に統合される見通しです。
日本の報道各社が13日木曜、報じたところによりますと、世界レベルの研究大学を目指して統合を協議中の、いずれも国立の東京工業大(益ます一哉学長)と東京医科歯科大(田中雄二郎学長)が、2024年度中をめどに統合し、単一の新大学に移行する方針を固めたことが明らかになりました。
両大学は統合に向けた基本合意書を交わし、14日金曜に公表します。
なお、統合後の新たな大学名は決まっておらず、両大学は新大学の組織なども含めて、協議を速やかに進めることになっています。
両大学は、世界水準の教育研究活動を目指す「指定国立大学法人」に選ばれていますが、指定国立大同士の統合は例がなく、実現すれば東京大や京都大など研究力の高い旧帝国大に匹敵する「理系の総合大学」が誕生することになります。
東工大と医歯大は昨年から、水面下で統合に向けた検討を本格化させていました。
東工大は東京都目黒区に本部を置き、理、工など6学院(学部・大学院に相当)で約1万人の学生数を有しており、一方の医歯大は文京区に本部があり、医、歯の2学部で学生数は約3000人です。
両大学は、医療や工学など互いの得意分野を掛け合わせた先端研究を展開し、政府が年数百億円を支援する「国際卓越研究大学」の認定も目指そうとしています。
今回の統合により誕生する新大学は、世界からもさらなる注目を集めることが期待されます。
タグ