コロナ感染拡大の日本が、中国本土からの入国者の水際措置をさらに強化へ
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日本が、中国本土からの入国者の水際措置をさらに強化へ
コロナ感染拡大の第8波にある日本が、中国の新型コロナの感染状況などを踏まえ、現在行っている臨時的な水際措置を、今月8日からさらに強化する方針を固めました。
日本の報道各社によりますと、中国本土からの入国者に対し、より精度が高い検査を行うなどとしています。
政府関係者によりますと、年末年始の中国の感染状況や各国の対応を踏まえ、今月8日から水際措置をさらに強化する方針を固めました。
これについて岸田首相は年頭の記者会見で、また、新型コロナの感染拡大が続く中国本土からの入国者に対し、今月8日から水際措置を強化し、現在行われている抗原検査より精度の高いPCR検査などに切り替えることや、直行便での入国者に対して陰性証明を求めると表明しました。
また、政府は中国本土からの国際線の増便を行わないよう航空会社に要請する措置について8日以降も継続する方針です。
政府は、今後も中国の感染状況を見極めながら柔軟に対応を検討していく考えです。
政府は中国での新型コロナの感染拡大を受けて、先月30日から中国本土からの入国者を対象に、抗原検査キットによる簡易的な検査を実施し、陽性となった人を待機施設で隔離するなど臨時の水際措置を行っています。
一方、中国外務省の毛寧副報道局長は3日火曜、新型コロナウイルス対策として各国が中国からの入国者に対する規制を強化したのは「政治的」な動きだと非難しました。
なお、日本厚生労働省によりますと、4日水曜には同国内で空港の検疫などを含め10万4304人の新規感染者、またコロナ感染による218人の死亡者が報告されています。
これにより、日本国内のコロナ感染者数は累計で2957万1931人、コロナ感染による死亡者数は合計5万8162人に達しました。