元ロシア大統領が日本人には同情、「岸田は広島・長崎の犠牲者を裏切った」
1月 14, 2023 18:47 Asia/Tokyo
ロシア元大統領で現在は国家安全保障会議の副議長を務めるドミトリー・メドベージェフ氏が、日本の岸田文雄首相が広島と長崎の原爆の犠牲者の記憶を裏切り、米国の手下としてロシアを非難していると主張しました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、日米首脳会談を受け、メドベージェフ氏はSNSテレグラム上の自身のページで「これは非常に恥じるべきことであり、ロシアの核戦略に関する妄想についてはコメントしようがない。考えてみるがいい、日本の首相は自らの尊厳を傷つけ、忠実な臣下のように、無我夢中になってロシアにナンセンスなことを言い、広島と長崎の原爆で焼かれた数十万の日本人の記憶を裏切った。岸田にとって、核兵器を唯一使用した国が米国というのはどうでもいいのだ」と述べています。
岸田首相を米国の「お付きの人」と揶揄し、「日本人には同情するしかない。なんせ、帰国後に閣議で切腹してこの恥をすすぐしかないのだから。現代日本の家臣たちにとって(編注:腹を切ることで)名誉を守るということはよくあることではないはずなのに」と結びました。
これに先立ち米ワシントンで開かれた日米首脳会談で、岸田首相とジョー・バイデン米大統領は、「ロシアによる核の威嚇は断じて受け入れられず、ましてやその使用は決してあってはならない」ことで一致しています。