東京市場で円急落、132円台前半=日銀総裁人事巡る思惑で
2月 06, 2023 13:59 Asia/Tokyo
6日月曜午前の東京外国為替市場の円相場が、1ドル132円台前半に急落しました。
日本の報道各社によりますと、政府が日銀次期総裁への就任を雨宮正佳副総裁に打診したとの一部報道を受け、金融緩和路線が続くとの観測が広がり、日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが先行しました。
さらに円安進行の原因として、前週末発表の去る1月の米雇用統計も指摘されており、FRB米連邦準備制度理事会の利上げが長期化するとの予想が再び強まっています。
早朝の海外市場では、一時132円台半ばと約3週間ぶりの安値水準に下落する場面も見られました。
その一方で、市場では「大規模緩和はいずれ変更せざるを得ない」(国内銀行)との見方も根強く、正午にかけては、小幅な値動きが続きました。
なお、日本時間の6日正午現在は132円04〜04銭と前週末比3円45銭の円安・ドル高となっています。
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