2月 25, 2023 19:50 Asia/Tokyo
  • アフリカ・ジブチでの自衛隊
    アフリカ・ジブチでの自衛隊

ソマリア沖の海賊対策として自衛隊が駐留するアフリカ北東部のジブチで、2021年10月に日本の陸上自衛隊の幹部2人が十数時間にわたり拘束されていたことが明らかになりました。

共同通信が25日土曜、複数の日本政府関係者の話として報じたところによりますと、ジブチ当局は中国の軍人を撮影した疑いで、自衛隊幹部2人を拘束しましたが、日本大使館がジブチ国防省などに抗議して解放されました。

また、このほかにも自衛隊員がジブチ当局で拘束されたり、拘束されそうになる事案が相次いでいるということです。

紅海とアデン湾に面するジブチは世界貿易、物流の要衝となっており、フランス、中国、米国などが軍を駐留させています。

日本もソマリア沖の海賊対策として、2011年以来、首都ジブチ市の国際空港近くに基地を開設しています。

各国軍の駐留はジブチが東アフリカ地域では比較的治安が安定していることが背景にあるとみられますが、昨年10月には反政府武装勢力がジブチ軍の基地を襲撃し、同軍兵士7人が死亡する事件も発生しています。

なお、日本政府は2018年、ジブチにある自衛隊の拠点を恒久化する方針を定めており、これについて、「ジブチに初の海外軍事基地を設けた中国に対抗する狙いもある」との見方も出ていました。

 


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