JAXAがH2Aロケット47号機打ち上げを今年8月以降に延期、H3ロケット打ち上げ失敗受け

JAXA宇宙航空研究開発機構が、今年5月ごろに予定していた「H2Aロケット47号機」の打ち上げを8月以降に延期すると発表しました。

日本の報道各社によりますと、「47号機」では、X線分光撮像衛星（XRISM）と小型月着陸実証機（SLIM）を打ち上げる予定となっていましたが、JAXAでは、「H2Aロケット」への詳細な技術的影響評価を行った上で、月軌道への投入が可能となる今年の8月以降に打ち上げる方向で調整を行うということです。

JAXAでは現在、3月に打ち上げ失敗した新型の「H3ロケット」の原因究明を進めています。今回の判断は、今年5月ごろに打ち上げを予定していた従来の主力機である「H2Aロケット」も「H3ロケット」と共通する部品を使っていることから、現時点で打ち上げ準備に入ることが困難と判断したものです。
 

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