カナダが、北朝鮮制裁回避を妨害
4月 08, 2023 17:31 Asia/Tokyo
カナダ国防省が、対北朝鮮制裁違反と称する行動を阻止しようと、日本に哨戒機1機を配備します。
カナダ政府は6日、国連安保理の対北朝鮮制裁の実施状況の監視を目的に哨戒機を日本に派遣すると明らかにしました。
この報道によりますと、アナンド・カナダ国防相は声明を発表し、これについて「哨戒機CP140を約6週間、日本に派遣する意向だ」と表明し増した。
この哨戒機は、在日米軍基地を使用し、北朝鮮船舶が経済制裁を逃れるため船から船に物資を積み替える「瀬取り」などの疑わしい行動を監視することになっています。
一方、日本の外務省は今月3日、「わが国としては、北朝鮮の完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法での全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの廃棄の実現に向け、国際社会が一致団結して、国連安保理決議の実効性確保に取り組んでいく観点から、こうした取組を歓迎する。我が国の海上保安庁・海上自衛隊としても、国連安保理決議違反が疑われる船舶の情報収集をしており、関係国と緊密に協力を行う」と表明しています。
カナダが対北朝鮮制裁の実施状況の監視を目的に、東アジアに軍用機を派遣するのはこれが初めてです。
過去20年間、北朝鮮は米国の敵対行為に対抗し、多数の核実験と大陸間弾道ミサイル実験を実施してきました。このため、米国をはじめとする西側諸国は、安保理を通じて北朝鮮に対し国際的な制裁を課しています。
現在、アメリカとその同盟国は軍事力を行使し、北朝鮮に対する法的制裁と称する措置を実施しています。