May 02, 2023 14:36 Asia/Tokyo

岸田文雄首相は1日月曜(日本時間2日未明)、西アフリカ・ガーナの首都アクラで同国のアクフォアド大統領と会談し、「透明な融資」で一致しました。

岸田文雄首相と西アフリカ・ガーナのアクフォアド大統領

 

共同通信など、日本の報道各社によりますと、岸田首相は共同記者発表で地域の平和と安定化に向けて、3年間で約5億ドル(約687億円)の支援を行うと表明しました。

そのうえで、「ガーナは西アフリカ有数の経済拠点であり、民主主義や法の支配などの基本的な価値や原則を共有する重要なパートナーだ。今回の訪問をはずみとして、経済、開発、人の交流などの幅広い分野で協力を一層強化していく」と述べました。

さらに、「2週間後にG7サミットを控え、国際的な課題について、アフリカの声を聞くことを目的としてこれまでエジプト、ガーナ両国の首脳との間で幅広いテーマについて意見交換を行った。率直な議論を通じて信頼関係を築くことができたと感じている」と語っています。

さらに、「経済成長は平和と安定なくして実現できない」と強調し、武装勢力の脅威が続くサハラ砂漠南部のサヘル地域の平和に貢献する考えを示しました。

加えて、今年は両国がともに国連安保理の非常任理事国を務めていることから、安保理改革を含む国連の機能強化に向けて緊密な連携を確認したほか、武力衝突が続くスーダン情勢などで連携していくことも確認しました。

また、両首脳は透明で公正な開発金融の重要性で一致しました。

 


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