嘉手納基地周辺の騒音、F35A配備で48%増加
May 04, 2023 20:02 Asia/Tokyo
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沖縄県の米軍嘉手納基地にF35Aステルス戦闘機
沖縄県の米軍嘉手納基地にF35Aステルス戦闘機12機が暫定配備されて約1カ月が過ぎました。地元の調査では、騒音が48%増加したことがわかっています。
沖縄市と嘉手納町、北谷町によると、航空機騒音(速報値)で「聴力機能に障がいを与える」とされる100デシベル以上が配備前から48%(36回)増の110回に上りました。
F35Aの配備は、同基地に所属する老朽化したF15戦闘機イーグルの退役に伴うもので、4月8日からF15E戦闘機ストライクイーグル14機も暫定配備されています。
F35A配備後、3市町で100デシベル以上を観測したのは北谷町で78回(配備前59回)、嘉手納町が22回(同9回)、沖縄市で10回(同6回)。最大騒音値は北谷町砂辺で116・2デシベルと突出しており、嘉手納町屋良が104・7デシベル、沖縄市北美局で104・2デシベルでした。騒音が激しい北谷町では、90デシベル以上の騒音が配備前より16・5%(46回)増の324回でした。
北谷町の渡久地町長は「暫定配備で飛来する外来機が常駐化することで、これまでになかった騒音が増えている」と指摘し、住民への騒音被害の軽減を米軍に求めていく考えを示しました。
Parstoday.ir/ja
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