7月 09, 2023 20:43 Asia/Tokyo

IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長が9日日曜、福島原発の放射性処理水の海洋放出という日本政府の計画が地域で大きな注目を集めるのは「極めて当然」だとしました。

ロイター通信によりますと、グロッシ事務局長はまた、「この計画が依然として懸念されていることは承知しているが、IAEAによる先週の審査では、計画通りに実施されれば『国際安全基準に適合する』と結論づけた」と述べました。

グロッシ氏はまた同日、韓国の野党議員らとも会談しました。これらの議員は、日本の計画に対する韓国国民の深刻な懸念を表明するとともに、IAEAの調査結果を批判しています。

 

福島原発の放射性処理水の海洋放出

 

グロッシ氏は7日金曜に日本から韓国に到着した後、同国の市民団体からの怒りの抗議に直面しており、8日土曜日には日本政府のこの計画を批判する街頭集会が開催されました。

一方で、韓国政府はIAEAの報告書を尊重し、分析で放射性処理水の放出が韓国海域に「重大な影響を及ぼさないであろう」ことが示された、と表明しています。

なお、中国外務省の汪文斌報道官は今月5日、処理水の海洋放出という行動を批判し、「この計画が実行されれば中国として反応を示す」として脅迫しました。

 


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