9月 05, 2023 18:40 Asia/Tokyo

岸田文雄首相が5日火曜、ASEAN東南アジア諸国連合関連首脳会議が開かれるインドネシアに向け、政府専用機で羽田空港を出発しました。

共同通信など日本の報道各社によりますと、岸田総理大臣は、5日からASEAN関連首脳会議G20・主要20か国地域会議に出席するためインドネシアとインドを訪問します。今回の訪問では福島原発の処理水の海洋放出に反対する、中国との首脳会談などが焦点となります。

岸田首相は出発前に官邸で記者団の取材に応じ、処理水放出を巡り、一連の会議で各国に理解を要請する考えも示した。「透明性を持ってIAEA国際原子力機関と協力しながら取り組んでいる。理解が得られるよう説明を尽くしたい」と述べました。

岸田首相は6日水曜のASEAN首脳らとの会議の場で、中国の李強首相と対面することになっており、処理水の安全性アピールに向けた第1ラウンドとなります。

岸田首相の誤算は、習近平中国国家主席が初めてG20への出席を見送ったことです。しかし、岸田首相は習主席と対面する機会はなくなったものの、習主席側近の李強首相との直接会談を実現し、日本の立場を伝えたい考えです。

もっとも、各国に海洋放出への理解を求め、結束を固めたい岸田首相に対し、中国側が日本批判を展開するのは確実と見られています。

 


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