9月 12, 2023 17:26 Asia/Tokyo

日本を代表する山・富士山の夏山シーズンが去る7月1日から今月10日までで、山梨県側の吉田口登山道は11日月曜に閉鎖されました。

富士吉田市によりますと期間中、山梨県側の6合目を通過した人は16万449人で去年の1.4倍に上りました。

今夏の富士登山は、コロナ禍を超え注目度の高さが改めて示されました。

富士吉田市の集計では今シーズン3800人を超える弾丸登山者がいて、山小屋の前での休憩や雨風をしのげるトイレにテントを張る人、さらに登山道に寝袋を敷いて眠る人など問題行動が相次ぎました。

弾丸登山で低体温症や高山病になって救助されるケースもあり、こうした人が増えると登山道が混雑し落石や転倒などのリスクが高まります。

去る8月は、1日の登山者の数が当初規制の目安とした4000人登山者を超える日もありましたが、結局、今シーズン規制は行われませんでした。

富士山には世界中から登山者が訪れることもあり、登山客らの安全を守るため、県は登山道が過度に混雑したときの規制について、周辺自治体などと協議しながら条例化を検討することになりました。

 


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