中国軍幹部による交流事業の訪日が延期
9月 13, 2023 20:18 Asia/Tokyo
日本の福島原子力発電所より処理水が太平洋に放出されたことを受け、中国は交流事業のために訪日することになっていた軍幹部の予定を取りやめました。
日本は去る8月24日、IAEA国際原子力機関が同国の処理水海洋放出計画を安全であり国際的な環境安全基準に沿ったものだと主張したことを受けて、太平洋への処理水放出を開始しました。
この行動は、日本国民の間でも憂慮すべきものと受け止められています。
日本の各メディアは12日火曜、今月日本を訪問することになっていた中国軍の現役幹部から成る代表団が、この海洋放出による政治的影響を理由に予定を延期したと報じました。
日本メディアが関係筋の話として伝えたところによれば、今年7月にはすでに日本から自衛隊の代表団13人が訪中しており、相互交流として今月、中国から軍幹部が日本の自衛隊基地や施設などを視察する予定だったということです。
情報筋は、中国はこの訪日日程を年末まで再調整しないつもりだとしています。
笹川平和財団の主催する自衛隊と中国軍の現役幹部の交流事業は、新型コロナウイルスの影響で2019年以降、対面での交流が中断しており、今年4年ぶりに再開されていました。