3月 14, 2016 19:47 Asia/Tokyo
  • 日本政府関係者が沖縄のアメリカ軍兵士の逮捕に反応

アメリカ海軍兵士1人が沖縄で女性に対する暴行容疑で逮捕されたことを受けて、日本政府関係者はアメリカに説明を求めています。

フランス通信が東京から伝えたところによりますと、日本の警察は14日月曜、女性に対する暴行容疑がかけられたアメリカ海軍兵士を逮捕したとしました。

沖縄県警のスポークスマンは、沖縄県のキャンプ・シュワブ所属のアメリカ海軍兵士のカステラノス容疑者は、女性観光客に対する暴行容疑で逮捕されたと伝えています。

共同通信は地元警察の話として、福岡県から来た被害者は、那覇市のホテル内で被害にあったとしています。

容疑者は、これに関して容疑を否認しているということです。

この事件は、日本の人々の間で、アメリカ軍の沖縄駐留への反対を高める可能性があります。

日本の菅官房長官は、この事件を極めて遺憾だとして、日本政府はアメリカ側に強く抗議すると述べました。

また、アメリカ側は、もしこの主張が事実なら、これは非常に残念な事件だとしました。

沖縄県の翁長知事も、この事件に憤慨を表し、これは女性の権利を侵害する深刻な犯罪であり、見過ごすことはできないとしました。

太平洋戦争の激戦地となった沖縄は、現在、日本とアメリカの安全分野における共同戦略の重要な拠点のひとつとなっています。

沖縄は日本の国土の面積の1%ですが、日本のアメリカ軍基地の75%が沖縄県に集中しています。

1995年に発生した12歳の少女に対するアメリカ軍兵士の暴行事件や、それに似た事件は、沖縄県民が長年アメリカ軍兵士に対して嫌悪を抱いている要因となっています。沖縄県関係者とこの県の住民は、アメリカ軍基地の沖縄からの撤退を求めています。

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