映画「シャルギー(東洋人)」の日本公開式典でイランのイスラム文化指導省代表が演説
7月 27, 2018 16:25 Asia/Tokyo
優れたコーラン・イスラム研究者の井筒俊彦氏の生涯を取り上げたドキュメンタリー映画、「シャルギー(東洋人)」が、日本の要人や思想家の立会いの下、在日本イラン大使館と在日イラン文化参事室の主催により、上映されました。
イスナー通信が26日木曜に伝えたところによりますと、マスウード・ターへリー監督によるこのドキュメンタリー映画は、井筒氏の思想について取り上げており、この映画の制作にあたって、12カ国以上の著名な学者102人とのインタビューが行われました。
また、この映画は、日本・イラン外交関係樹立90周年に際して、先日、日本で初公開されました。
井筒氏は、特にイスラム、タオイズム、仏教などの宗教や神秘主義思想といった東洋の伝統に特別な注目を寄せていました。
イランイスラム文化指導省のヘシュマティ代表は、この映画の上映式で、井筒俊彦の多面的な人物像にふれ、「井筒氏は、単に言語学者だっただけでなく、哲学者として、東アジア、インド亜大陸、中央アジア、西アジアの文化を近づけようとしていた」と語りました。
また、「この映画は、生涯を研究と、日本本来の文化やイラン、日本を含む東洋全般の文化の再生にささげている学者を賞賛している」と述べました。
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